人財定着を左右する、高齢者サービス・介護業界の人財育成研修
新入社員の職場への定着促進には、充実した初期研修は非常に重要ですが、特に高齢者生活サービス・介護業界の現場では、慢性的に人手不足の施設が多く、限られた人材と時間の制約がある中で効果的な教育研修を提供し、人材を定着させる方法に頭を悩ませる施設は多いです。
同時に、高齢者生活サービス・介護関連職において、教育訓練やスキル向上に関する満足度が低いという現実もあります。
公益財団法人介護労働安定センターが実施した『令和3年度介護労働実態調査』によると、採用時研修の受講有無について、無期雇用職員の52.0%が『受けた』、46.2%が『受けない』と回答しまた。一方の有期雇用職員は、49.0%が『受けた』、57.6%が『受けない』と回答しており、正規・非正規のいずれも約半数のスタッフが採用時研修を受けていないということになります。
過去1年間の研修受講の有無については、無期雇用職員は「1~2 回程度」が 49.1%、『3~5回程度』が 31.0%となっています。有期雇用職員は『1~2 回程度』が 60.4%、『3~5 回程度』が 24.2%という結果になっており、研修受講回数の頻度も多いとはいえない状況です。
また、訪問介護員、サービス提供責任者、介護職員等あらゆる介護職種において『教育訓練・能力開発のあり方』に対する満足度は低く、『満足』と『やや満足』を合わせても2割前後にとどまっています。
高齢者生活サービス・介護の仕事は高齢者の安全と幸福を確保しながら、限られた時間と人員で業務を遂行する非常に責任の重い仕事であり、様々な予測不能な状況に対応しなければならない場面が多いといった背景からも、確かな教育研修が必要であることは言うまでもありません。
多くのスタッフに平等に研修の機会を与えることは、スタッフの仕事に対する不安を取り除き、定着率を高めることにつながります。これからの介護業界においても『人財育成』と『教育研修』は、非常に大きな意味を持つ鍵となると考えます。
高齢者サービス・介護関連業界に限りませんが、働く人のモチベーションを維持することについて、人財育成研修は『新入職員~ベテランまで、どんな職歴でも、どんな雇用形態であっても、段階に応じた学びの機会があること』『自身の成長を感じられること』で寄与します。
株式会社ニココムは、高齢者生活サービス・介護業界にもオーダーメイドの研修で価値を提供していきます。
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