インバウンド集客「何もないから来ない・・・のではなく、知らないから来ない」んです!
昨日は、千葉県某市でインバウンド講座のお手伝いを致しました。
千葉県はご存知の通り、空の玄関口成田空港を擁し訪日外客(インバウンド)の訪問率は東京に次ぐ39.7%を誇り、訪問人数も全国第2位となっています。
しかし、講座で受講生のお話を聞いてみると・・・
「成田から東京に行く電車で素通りされてしまい、途中のわが市で降りてくれない」
「観光資源があまりないから、来てくれない」
「何にもない!」
これらのご意見を裏付けるように、訪日外客が千葉で消費する金額と平均泊数の低さは目立ち、消費金額は成田空港やディズニーランドがありながらも全国最低ランクで、平均泊数は0.9泊となっていることから、成田空港利用で訪問率・訪問者数が多いものの、実質インバウンド消費が千葉県内でされていないと言えるでしょう。
これってもったいない!!(千葉には観光客を呼べるもの、あります!)
今、インバウンドのお客様が多く訪れビジネスが盛り上がっている場所に共通していることがあります。
それは、「発信している」ということ。
例えば徳島県はここ数年でインバウンド訪問数が急増していますが、どういった場所にインバウンドのお客様が訪れているかというと、例えば祖谷渓(いやけい)という徳島のど真ん中、秘境ともいえるほど決してアクセスに恵まれている場所ではありません。逆に言えば、それだけ手付かずの自然が残り「何にもない」。
しかし、住民たちが、また訪れた観光客がSNSなどで「何もない里山の景色」「昔ながらの日本の景色」を「発信する」ことで多くの観光客の集客に成功しています。
インバウンド集客には、何か目玉になるものをこれからあわてて作るより「今あるもの」、または「ないもの」も旅行者目線・外国人目線で見つめなおして「発信する」ことが鍵になります。
身近な景色、何か新しく見えてきませんか??😊
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