新入社員 離職を防ぐストレスケアとコミュニケーション

以前、ストレスケアの研修ニーズが高いというお話をしましたが、

4月、新入社員研修できらきらしていた眼差しが5月、6月にお会いすると曇っているということがあります。そのような時は本当に心配になります。「もう辞めたいんです」という悩みを聞くことも。4月は新しい環境になじむのに精いっぱい。そして会社の雰囲気が少しわかってきたGW前後に退職を考え始め、5、6月早々に退職を決める方もいます。

話を聞いてみると、悩みの多くは

1、 仕事が合わない、思っていたものと違う

2、 勤務条件が悪かった

3、 人間関係

に分かれますが、更に聞くと仕事内容や勤務条件に多少の不満があっても、退職まで踏み切らない方は、総じて職場の人間関係が良く、逆にどれだけ仕事内容や条件が良くても、人間関係に問題がある職場は離職に踏み切るかたが多い。

私が様々な属性、階層の研修で各種のコミュニケーション研修を実施するのも、それが職場の空気を改善するきっかけとメンタルヘルスの維持につながり、ひいては会社、従業員双方にとり無駄な離職を防ぐことになるからです。


コミュニケーション力は持って生まれたものと思われるかもしれません。それもあるでしょう。しかし私はスキルでもあると考えています。スキルを具体的にお伝えすることで、受講生が仕事がしやすくなったり、メンタル、フィジカルともに健康で生き生きと過ごせることができたとき、研修の効果を感じ、嬉しいものです。

仕事は人生の一部であり、それが楽しいか楽しくないかは別として、ひとは生きるために働きます。ところが働くために生きている状態になっていると危険です。

もし今ちょっと無理しているかな?という方は少しスローダウンして自分を客観的に観察してみてください。いつもと少し違うなと感じたら黄色信号です。

昨今、周囲に心の不調を抱える人がいるという方も多いでしょう。私もとても身近にうつ病の経験者が複数いるため、本人と家族のつらさが少しわかります。

どうしようもなくつらくなってから、よりも、アレ?ちょっと不調?ぐらいの時から対処してください。もし周囲にちょっといつもと違うな?という同僚がいたら、ひとこと声をかけてください。

不調が続くようであれば躊躇せずお医者さんに相談しましょう。メンタルヘルスは先手必勝です!

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